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フィッシュマンズナイトが終わると、すぐにスターパインズの横に停めたバイクに乗って自宅へ帰った。

途中のコンビニで買ったパンとジュースで空腹を抑えてから、氷のように冷たい布団の中へ。

13時に目が覚めて、18時に六本木へ野暮用を済ませに出かける。
3月15日をしんみりとした気持ちで過ごすことは、もう無い。

大阪と東京で同じようなイベントに行って(ひとつは自分がDJして)、同じように彼らの音楽を愛する人が沢山いて、また1年が過ぎていくことを再確認しているうちに感情はどんどん平地に均(なら)すように整理されていき、なんでもなかったかのようにいられる。

好きなミュージシャンが何人も死に、友達も何人も死に、その都度、同じようで少しずつ違う悲しみが圧し掛かってきたが、そのどれもがそれぞれのスピードで均されていく。

物事や人の一生の終わりを深く認識した僕にとって、死んだ彼らは決して「自分の心の中で生きてる」なんて甘ったるいセンチメンタリズムには反吐が出そうだが、彼らがつけた足跡があり続ける限り、僕はそれらを大切にしていきたいと思った。そんな平日の休日。