豊田道倫ライブ

O-NESTで今年最後のライブ。自分も同居人も今ひとつの体調だったので、十分に楽しめなかったけど、ライブ自体は良い、悪いっていうより、かっこいいと思ってしまう感じだった。ロックは全く聴かなくなったけど、豊田さんのテレキャスターはかっこいいと今でも思う。

アンコールで客の若者が1曲歌わせろとせがんできて、1分半だけという事で許可が出て、一人で立つには心細かったのか横に一緒に来た連れに立ってもらってギターを借りる。
新興宗教にいそうな貧相な青年の第一声「えっと、自己紹介的なことをすると、21歳童貞です…。これでつかみはOKかな…。」

この時点で何一つOKじゃないどころか、かなりマイナスだったが、自作の曲も予想以上に酷い出来で「はい、ありがとう!」と明らかに後悔の表情でギターを取り上げる豊田さん。会場は冷蔵庫のチルド皿のような空気。年の瀬に目の前で久々に完膚無きまでのダダ滑りを見させてもらった。

帰り道、渋谷の賑やかな駅へと向かう通りを、明らかに具合の悪い顔をした同居人と足早に歩く。

前を見るとさっきのダダ滑り新興宗教面青年。あれだけ滑ってたのに笑顔で友人達と歩いていた。何も見えてないって幸せなことだなぁ、と思いながら、彼だけでなく年の瀬の夜の渋谷を歩く人は笑顔が多いと思った。